スキンケアを怠ると目の周りや口元にできるちりめんジワ。
深く大きなシワに比べると目立ちにくいため最初は気づきにくくケアを怠ってしまうこともありますよね。
ところが、放っておくとくっきりとしたシワに変わってしまうので小ジワとはいえできればつくりたくないものです。
そこで今回はちりめんジワができる原因と、シワができやすくなる要因についてお話します。
ちりめんジワができる原因は?
ちりめんジワは顔の表面の角質層にできる小さなシワです。
そのため、肌の真皮や皮下組織の影響を受けてできるくっきりとしたシワとは原因も少し違ってきます。
肌表面の浅いところにできるシワの主な原因、それが肌の乾燥です。
肌の一番外側にあるのが角質で、肌の表面はその角質がいくつも重なった角質層でできています。
角質層の中は水分を蓄えたセラミドで満たされていて、肌の潤いを保っています。
この水分を守るために肌のキメを整えて水分が蒸発する隙間をなくしたり、皮脂で肌表面に脂の膜をつくったりして肌のバリア機能を高めています。
また、日頃のスキンケアで乳液やクリームで肌に蓋をすることでも肌の水分を守っています。
ところが、肌のターンオーバーが遅れ肌のキメが乱れたり、乾燥によって角質が乱れることでできた隙間から肌の内側にある水分が蒸発していってしまいます。
また、スキンケアを怠れば当然その状態をさらに悪化させてしまいます。
すると肌表面の乾燥がどんどんすすみ、結果、角質層の中に隙間ができてしまいその凹凸が小さなシワとなってあらわれるんです。
特に目元口元は皮膚が薄く、もともと蓄えられる水分が少ないため顔の他の部分よりも乾燥しやすくちりめんジワもできやすくなります。
ちりめんジワをつくる間違ったスキンケア
肌の乾燥ですが、実は間違ったスキンケアをすることでますますひどくなってしまいます。
中でもわかりやすいのが過度なクレンジングと洗顔です。
クレンジングや洗顔を頻繁に行うと顔に必要な皮脂や水分まで洗い流してしまうので肌の乾燥がすすみます。
特に目の周りは落としにくいアイメイクをきれいに落とすために強くこすったり、必要以上に長い時間クレンジングを使ったりしがちです。
目の周りは肌が薄くデリケートな部分なので、過度のクレンジングで乾燥がすすむのはもちろん、強い刺激で肌がダメージを受けることでシワをつくってしまうこともあります。
また、汚れをきれいに落とそうと洗顔の時に熱いお湯で顔をすすぐのも乾燥の原因になります。
確かにお湯で洗うとベタつきなどはよく落ちますが、顔に必要な皮脂まで洗い流してしまうので肌の乾燥はすすんでしまうんですね。
ちりめんジワに影響するその他の要因
また、ちりめんジワを防ぐには日常のケアの中で気をつけたいことが他にもあります。
紫外線の影響
ふだんの生活の中で肌に大きなダメージを与えているのが紫外線です。
紫外線は種類によっては肌の奥の真皮や皮下組織にまで到達して肌のたるみなどの原因にもなるほど肌にとっては刺激が大きなものです。
もちろん、日焼けのダメージをはじめ紫外線は表皮にも刺激を与えます。
そのため、ちりめんジワの予防のためにも日焼け止めを塗ったり帽子をかぶるなど1年を通してUV対策をするのが効果的です。
加齢による影響
そしてもう1つ、肌表面の乾燥をすすめる大きな要因が加齢です。
年を重ねることで体の中にある美容成分が減っていってしまいます。
肌表面でいうと水分を蓄えてくれるセラミドが年々減っていってしまうんですね。
加齢による体の変化は仕方のないものですが、対策をすればセラミドは補うことができます。
まず簡単にできるのがセラミドが配合されたエイジングケア用の基礎化粧品を使うことです。
また、体の中でセラミドを生成しやすくなる食材などをとることで内側からケアすることも役立ちますよ。
ちりめんジワをつくる原因まとめ
ちりめんジワができる主な原因は肌表面の乾燥です。
そのため、ちりめんジワを防ぐためにはふだんのスキンケアで保湿をしっかりするのは必須!
さらに、顔の保湿対策では化粧品で補うことよりもクレンジングや洗顔で皮脂や水分を落としすぎないことが大切だといわれています。
クレンジングや洗顔料の使い方を守って肌に優しい洗顔を心がけることが乾燥対策のポイントです。
あわせて紫外線対策などお肌を刺激から守ることがシワの予防をさらに助けてくれますよ。
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