「名古屋港ガーデンふ頭」には、「名古屋港水族館」「名古屋ポートビル」など海に関する施設がありますが、オレンジ色の船体「南極観測船ふじ」も永久係留されています。
「南極観測船ふじ」の乗船口より船内に入ると、すぐにテーブルが並んでいる食堂に入ります。
このテーブルには普段はテーブル枠が納めてありますが、船が揺れる荒天時には食器がテーブルから滑り落ちないように枠を上げられるようになっています。
隣の調理室では一生懸命に食事を作ってます。
数ヶ月に及ぶ長期航海になると、周りは海だけの変化が少ない単調な日々が続くので、せめて食事だけでも変化が有るようにして同じ献立にならないように考えられてます。
狭い通路を通り階段を下りた所には医務室・理髪室があり、広い一般乗組員の居住区には、ぎっしりとベッドが並んでおり、南極観測隊員室には、ベッドの側に靴下を干してるのが生活感が溢れています。
2階の甲板に上がると、ヘリコプターの格納庫を利用した「南極の博物館」があり、昭和基地での活動の様子などが展示されています。
最上階のブリッジに上ると航海計器が並んでます。
その両脇にオレンジ色の椅子があり、艦長と副長だけが座る事ができる専用の椅子で、他の乗組員は絶対にその椅子に座る事はできませんでした。